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2015年12月13日

先日、インプラントアンカーの講習会に御茶ノ水まで行って来ました。

インプラントアンカーとは、ネジ状の器具を顎の骨に埋入し、それを固定源として矯正装置で歯を動かしていく治療方法です。
annka-.JPG
見た目はこんな感じです。

矯正治療により歯を動かすメカニズムは、簡単に言えば歯と歯をお互いに引っ張って動かしていきます。つまり、力学的に言えば、作用と反作用の力で動いています。
矯正治療の難しいところは、「反作用を以下に抑えるか!」
ここに集約されています。

その為に、大人にもヘッドギアを使用してもらったりしていましたが、やはり実際ヘッドギアを使用するとなるとなかなか難しいのも現実でした。

そこで近年登場したのがこのインプラントアンカーなのです。
顎の骨に打ち込むことで、歯と歯の引っ張り合いではなく、歯と骨で引っ張るので反作用がなくなり効率的に歯が動いていく訳です。
なるべく患者さんに負担を掛けず、尚且つ効率的に治療を進めていく治療法として出てきました。

annka-sukuryu- (1).JPG
今回の講習会は、実習もあり生体に近い豚の顎骨を用いて行いました。


インプラントアンカーは、画期的な手法として取り上げられており、これの登場により治療期間の短縮にも繋がることは事実ですが、一方で、従来の動き方を違って、歯を動かすベクトルが変わってくるのでそれをよく考えないといけません。
ですから、残念ながら、全ての患者さんに適応する訳ではありません。

講習会に参加することで、自分の知識や見識を深めていくことはもちろんですが、各々の患者さんに合った、より最適で効率的な治療法の正しい取捨選択が行えるように精進していきます。

藤沢市JR辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

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ひだ矯正歯科 院長 飛田康平

ひだ矯正歯科
〒251-0042
神奈川県藤沢市辻堂新町1-1-13 西村ビル2階
院長/飛田 康平(ひだ こうへい)
日本矯正歯科学会認定医
http://www.hida-kyousei.com/

【経歴】
2001年3月
鶴見大学歯学部歯学科卒業
2001年4月
鶴見大学歯学付属病院
臨床研修歯科医
2002年4月
鶴見大学歯学部付属病院
歯科矯正学講座 診療科助手
2007年4月
鶴見大学歯学部付属病院
歯科矯正学講座 臨床助手
2007年9月
日本矯正歯科学会認定医取得

【所属学会】
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本舌側矯正歯科学会

【発表論文・学会発表など】
骨格性下顎前突症における外科的矯正治療後の軟組織側貌の予測
Prediction of lateral soft tissue profile following orthognathic surgery for mandibular prognathism
Orthodontic waves : 日本矯正歯科学会雑誌 66(2), 72-80, 2007-06-25

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