親の想いと子の想い ~藤沢・辻堂・茅ヶ崎・平塚で矯正するなら、ひだ矯正歯科~
12月も入り、寒さが厳しくなってきました。インフルエンザも流行りだしていますので、帰宅後はうがい手洗いをちゃんとしましょう。
さて、先日、矯正相談でのお話です。
お子さんの歯並びを気にしたお母様が来院され、「この子の将来を考えると是非に始めたい。」と切に訴えますが、当の本人は「気にならないから、やりたくない。」
と、親子での思いが大きくかけ離れております。
「親として子を強く思うので、今のうちに綺麗に治してあげたい。」という、親御さんの気持ちはすごくよくわかります
ただ、こういう場合は、矯正治療は上手く進まないことが多いです。
それはなぜかと言うと、本人が望んでいる治療ではないので、治療において協力的ではないのです。つまり、効果が薄く、目標通り運びません。
仮に、子供が中高生で成人矯正を行ったとしても、結果は同じです。
成人矯正は固定式ですから、治療中は綺麗に治って行きますが、治療が終わった後の保定装置(リテーナー)をほとんど使用しなくなるからです。
では、こういう場合は、どうしたら良いのか?
それは、本人が自分の意思で「治したい」と思う時が来るまで、待つのが一番です。
矯正治療は、我々と患者さんとの二人三脚で行っていきます。ですから、どちらかが行き過ぎてもいけません。
矯正治療のスタートに早い遅いはありません。
理想の治療開始時期は?と聞かれれば、それは「患者本人が、矯正治療を行いたい。と思った時です。」とお答えしています。