2012年2月

そういう理由もあり、「矯正治療をすると、必ず抜歯をしないといけない!」と考えてしまって治療を躊躇ってしまう患者さんは少なくありません。

しかし、全ての方が必ず抜かないといけないのかと言うと、そうではありません。
我々、矯正医はまずは歯を抜かないで治療できるかを考えます。

大人の方でも歯を抜かないでも十分な治療結果が得られることはよくあります。

最初のお口の中の状態です。上下、特に下の歯の歯ならびがガタガタしています。
この場合は、歯を抜かなくても治療は可能なんです。

こちらが治療後です。最初の時と比べると、その違いがわかっていただけると思います。

このように、大人の方でも歯を抜かずに治療することは可能です。

個人差がありますので、お悩みの方は、お近くの矯正専門医までご相談ください。

「歯医者さん」って患者さんにとっては緊張する場所ですよね？
なので、少しでも緊張感を和らげる様に待合室をウッド調にしてみました。

開業まであと2ヶ月を切りました。

藤沢・辻堂の地域医療に少しでも貢献できるように頑張っていきたいと思います。

これが受付の様子です。間接照明も入り少しはそれらしくなってきました。

こちらが診療室の様子です。

少しでも多くの患者さんに喜んでいただけるような医院作りを目指しています!
また、完成しましたらブログにアップします。

それとは逆に、最近では「矯正している人が多いので、出来るだけ目立たせたい!」、「きれいになっていく歯ならびを皆にもっと気付いて欲しい!」
そうおっしゃる患者さんも増えているんです。

そこで、上記の写真のようなカラーゴムなるワイヤーを留めるゴムがあります。
これを使用するとカラフルでお洒落になり、喜ばれます。
お子さんが多かったのですが、最近では大人の方もカラーゴムを選ばれる方が増えています。
ゴムの色は色々選べるので、毎回どの色にするのか楽しみにされます。

このように矯正治療は、目立たないで行う方法もあれば、カラフルで目立たせる方法もあります。
患者さんのご希望に沿った方法をお選びいただけます。

最近では、裏側からの見えない矯正治療も行われているので、審美的な問題は改善されつつありますね。
ただ、裏側からの矯正治療は費用が表側矯正よりも高くなって経済面での不安が残るのは実情です。

そこで、表側からでも目立ちにくい矯正として、ホワイトワイヤーを使用した矯正治療があります。
これは、装置自体は表側に付くのですが、ワイヤーが白色なので従来のシルバーのワイヤーと比べると目立たないのです。

このホワイトワイヤーは、芸能人などメディア露出が多い職業の方に多く使用されています。
今ではウエンツ瑛士さん、少し前では蒼井優さんなど。

これが、従来のコンポジットタイプ（プラスチック）のブラケットとメタルワイヤーです。
これでも、シルバーのブラケットよりも格段に審美性は上がっています。

そして、これがセラミックブラケットとホワイトワイヤーです。
こうして比較すると、その差がわかると思います。

ただ、ホワイトワイヤーにもデメリットはあります。

・最初から最後までホワイトワイヤーで治療できる訳ではありません。
　（全体の7割ほど使用）
・白のコーティング剤を使用しているので、剥げてしまうことがある。

などがありますが、裏側矯正より安く、通常のワイヤーよりも目立たないことから、患者さんからは好評です。

友人はすでに開業しているので、開業医としての心構えやノウハウなど色々教えていただきました。
現在、「歯科医院はコンビニより多い」と言われ厳しい業界です。
そんな厳しい中でも、多くの患者さんで賑わってる歯科医院の院長でもあるので、その話には説得力があり、考えさせられることばかりでした。
今後の「ひだ矯正歯科」の発展に向けてより良いアドバイスをいただけました。

入れ歯のような装置で、取り外しが可能で、お口にはめて使います。
そして、真ん中にネジがあるのでそのネジを回して少しづつ顎の幅を広げていきます。

口の中に装着するとこんな感じになります。

使い始めてから1,2週間は話すのが慣れなかったりしますが、子供は適応能力に優れていますので1か月もすると慣れてますね。

これを1日10時間以上使用してもらいます。
成長期前の骨の柔らかな時に使用するので顎が少しづつ広がり将来的に歯を抜歯しなくても歯が並ぶ環境が整う訳です。
ただし、無制限に広がる訳ではありませんが、きちんと使用してもらえると将来的に抜歯をしなくても済む確率が70～80％とぐっと高まるのです。

この拡大床、一つ不安なのは、取り外しが出来るので紛失してしまうこともあります。
なくしてしまうと、基本的に料金がかかってしまいますので、くれぐれも保管には気をつけましょう!