«  2011年12月  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2011年12月30日

「先生、お餅は食べて良いですか?」

この季節になるとよく質問されますね。

患者さんには、「矯正治療中に粘着性の高い食べ物は食べないでくださいね?」と基本的にはお話しています。
粘着性の高い食べ物とは、キャラメルやチューイングガム、そしてお餅 などです。

何故、食べない方が良いのか?
それは、矯正装置の周りに粘着性の食べ物が付いてしまうと、取り難くなり無理矢理外そうとすると装置が外れてしまったり、ワイヤーが変形してしまう恐れがあるからです。
ただ、時間が経てば溶けてしまうのですが、キャラメルなどはいわゆる砂糖の塊でもあり、くっ付いてから取れるまでに時間がかかるので虫歯になりやすくなります。

そういう理由から、安全性の意味でも粘着性の高い食べ物は食べないようにしてくださいと注意喚起させていただいています。


...ただ、そうは言ってもお正月ですし、お餅食べたいですよね?

なるべくくっ付き難くする食べ方としましては、小さく切って表面を硬くなるくらい焼いて食べてみてください。......まぁ、それなら、おかきですね...。

もし、お餅を食べて装置の周りにくっ付いてしまった時の対処法としては、「無理矢理取ろうとしない!」時間が経てば、溶けますから爪楊枝とか指でグリグリ取らないでくださいね!

矯正治療中は何かとご不便をお掛けいたしますが、よいお正月をお過ごしください。
藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2011年12月22日

長い矯正治療生活ですから、時には自分の治療に対して不安に感じる患者さんもいらっしゃると思います。
今はインターネットでも情報がすぐに入手できたり、矯正治療を行っている患者さんも増えている為お互いに見比べてしまったりと不安を煽る要素はたくさんありますね。

そこで、他の先生に意見を求めるセカンドオピニオンが増えています。
セカンドオピニオンとは、「診断や治療方針に関して担当医以外の専門的な知識を持った第三者に意見を聞いて情報収集すること。」です。

実際、私自身もセカンドオピニオンを求められたことはありますが、本来の意味合いとは違って担当医とのコミュニケーション不足が原因の場合が大半を占めます。

やはり、担当の先生と何でも良く話し合ってください!
矯正治療は長くかかりますので、「こんなこと言って先生の機嫌を損ねたらこれからが心配...。」と患者さんの方が我慢して、それが積み重なって不信感や不安感に繋がっていくのでしょう。
ですから、相性の合う先生と巡り合うことで、セカンドオピニオンは必要なくなりますよね。

ただ、実際に困った時はセカンドオピニオンは有効な手段の一つです。

矯正治療中の患者さんにとって、快適な矯正生活を過ごしてもらえることを矯正医としては願っております。

藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2011年12月15日

オープンして1ヵ月が過ぎましたが、相変わらず人は多いですね。

夜になるとイルミネーションが照らし出され、辻堂が華やかになりましたね。

DSC_0337.jpg

幻想的な空間です。

DSC_0338.jpg

来週はクリスマス!
クリスマスになると、もう少し変わるのかな?
今から楽しみにしてます。

藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2011年12月 8日

DSC_0340.jpgのサムネール画像

こういう装置、上の歯の裏側に付いていませんか?

矯正治療の初期の段階から、かなり長く付いている装置ですよね。
あの青いゴムを入れる理由は、この装置を装着させる為でもあります。

話しにくい、食べにくい、違和感がある。
あまり気持ちの良い装置ではないのは確かなんです...。

では、何故このような装置を装着する必要があるのでしょうか!
皆さんは、ご理解されてますか?

その理由を言葉で説明するのは難しいのですが、一言で言うのならば
「奥歯が動かないように留めておく装置」なのです。

まず、歯を抜くと、そこにスペースが空きます。
そのスペースは何もしていないと、両隣の歯がその隙間を補おうと倒れてくるのです。
たとえば、出っ歯(上顎前突)の患者さんは、その抜いたスペースをそのまま利用し、前歯を内側に入れる必要があります。
そこで、奥歯が前に倒れてくると、最終的に前歯が完全に内側に入りきらなくなり、結果的に出っ歯の感じが残ってしまいます。

そこで、このホールディングアーチの登場です!

これを装着することによって、かみ合わせの中心である第一大臼歯を固定させるのです。


...理由は、ご理解いただいたでしょうか?

うーん、文章で説明するのは難しいですね。

では、「いつまでこの装置を入れておくのか?」ともよく聞かれます。

この装置の装着期間は、「犬歯(3番目の歯)が後ろに移動するまでの間です。」

040716左側.jpg
この犬歯を後ろ側に引っ張って行きます。

070112左側フック.jpg
引っ張っていくと、後ろの5番目の歯とくっ付きます。

このように、犬歯を後ろまで移動させると、ホールディングアーチは外れます!

その期間は、個人差もありますが1年前後です。

1ヶ月の歯の移動距離は約1mmです。
鏡で犬歯の位置を見て、あとどのくらいでホールディングアーチが外れるか推測してみるのも楽しいかもしれません。

あ!!ホールディングアーチは写真の丸いピンク色の装置です。
下に見えるU字型の装置は、トランスパラタルアーチ(TPA)と呼ばれるものです。
写真は一体型になってますので、この装置の詳細はまたお話致します。

藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

« 2011年11月 | メイン | 2012年1月 »

Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。
ひだ矯正歯科 院長 飛田康平

ひだ矯正歯科
〒251-0042
神奈川県藤沢市辻堂新町1-1-13 西村ビル2階
院長/飛田 康平(ひだ こうへい)
日本矯正歯科学会認定医
http://www.hida-kyousei.com/

【経歴】
2001年3月
鶴見大学歯学部歯学科卒業
2001年4月
鶴見大学歯学付属病院
臨床研修歯科医
2002年4月
鶴見大学歯学部付属病院
歯科矯正学講座 診療科助手
2007年4月
鶴見大学歯学部付属病院
歯科矯正学講座 臨床助手
2007年9月
日本矯正歯科学会認定医取得

【所属学会】
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本舌側矯正歯科学会

【発表論文・学会発表など】
骨格性下顎前突症における外科的矯正治療後の軟組織側貌の予測
Prediction of lateral soft tissue profile following orthognathic surgery for mandibular prognathism
Orthodontic waves : 日本矯正歯科学会雑誌 66(2), 72-80, 2007-06-25

ひだ矯正歯科 ロゴ