2021/08/20
矯正治療を希望される患者さまの急増、そして複数の代診の産休もあり、診療枠を逼迫したことから当院の医療崩壊を防ぐ為に新規患者さんの受け入れを制限して診療に当たっております。
10月の新患相談のご予約のお電話有難うございました。
また半数以上の方は、お力になれず誠に申し訳ございませんでした。
今回は受付開始1時間で全ての枠が埋まりました。
「仕事を休んでまで電話したけどダメだった。」
「700回以上電話したけど繋がらなかった。」
「コンサートチケットより電話が繋がらない。」
「インターネット予約や抽選の方が効率的ではないか?」
「その日、その時間に電話がどうしても掛けられない。」
など多くのご意見も頂戴いたしました。
電話を掛け続けるストレス。逆にお仕事等でその時間に電話が掛けられないストレス。繋がったと思ったら「予約いっぱいです。」と告げられる虚無感、心中察するに余りあります。本当に申し訳ございません。
この2か月を振り返りました。
9月10月の新患相談を15枠お取りしました。
従来は20~30枠でしたので3割~5割減となっています。
9月は約50件、10月は約40件のお電話を受けました。
枠が埋まればホームページで伝えておりますので、それを見て断念された方もいらっしゃると思います、なので、実際に希望された方はもう少し多いと想定されます。
4,50件以上もの問い合わせがあったことは想定外でした。
「50人希望があれば、50人受け入れたい。」これが本意です。
ただ、現状の診療枠・医院の規模・スタッフの人数・診療時間これらを考慮するとどうしても全ての方を受け入れることが出来ません。無理をして、限界以上に受け入れると、今度は通院中の患者さまの治療時間が短くなったり、通院予約が取りにくくなったり、十分なご説明が出来なくなり、さらには治療終了に時間が掛かります。そうなると、必然的に治療の質が落ちていくのは明白です。治療の質が下がると、今度はそれに対する不信感や不満の声が広がります。それだけはどうしても避けなければいけません。
通院中の患者さまの治療の質を落とさない為に新規の受け入れを制限しました。
それならば、医院を拡張しろ、スタッフを増やせ、診療時間を延ばせ、などのご意見が出てくるのも分かりますが、個人医院では現実的に厳しいです。
次に予約手段に採用した電話予約について
現状の当院の医療体制の中、今までと変わらない治療水準を続けていくために、人数制限を行い予約枠の上限を設けなければいけなくなりました。
また患者さんの制限を行ったうえで予約開始を平等にするにはスタートラインを決めなければなりません。
その方法を「電話予約」としました。
ご指摘もありました「インターネット予約・抽選方式」ですが、比較検討すると当院では「電話予約」のメリットの方が大きいと判断しました。
ただ、電話予約がベストの方法だと思っておりません。
電話予約のデメリットも十分承知していますので、より良い方法を同時進行で検討して進めて参ります。
次回はこの2か月で感じた電話予約のデメリットである電話回線のパンクや1時間掛け続けなければいけない等患者さんの負担も考慮しなければいけません。
その為、次回11月の予約は小学生(小児矯正)と中学生以上(成人矯正)と相談予約開始日時を分けることにしました。
分けることで、電話を掛ける人数が減ります。枠も半分になる為、開始30分程で予約枠が埋まると思います。なので、1時間掛け続けるといった負担も少なくなると思います。
「それでも30分掛けなければいけないのか」、「予約が取れなかったら時間の無駄」「その日は仕事で掛けられない」と言われると・・・。申し訳ありません。
現状、当院の診療枠が逼迫している為、受け入れの人数を制限行っています。その為初診相談人数を制限しています。制限するということは、一定枠で線を引き、お断りする方がいるということです。
また初診相談受付は「電話予約のみ」です。多くの電話が同時間に殺到しており回線がパンクし繋がりにくい状況です。繋がるかどうかはタイミングの問題です。ずっと掛け続けても繋がらず、繋がった時には既に予約が埋まっている場合もあります。
また、初診相談を受けて矯正治療を開始希望される場合、次回検査は初診相談日より3か月程先のご予約となっております。
従いまして、現状では11月に初診相談を行った場合、2月検査、3月診断、4月治療開始となります。
どうしても当院で矯正治療をご希望の方全てを受け入れることが出来ません。暫くは受付開始日時を決め、お電話にて初診相談のご予約を承りますので、治療をお急ぎの方や受付開始日に電話が出来ない方などは、大変申し訳ございませんが、他院での矯正治療をご検討下さいますようお願い致します。大変心苦しいですが、今、私が矯正治療をすぐに始めたいと希望される方にご提案できる方法はこの様に申し上げることしかできません。
この状況にスタッフ一同、大変心苦しく思っております。
大変申し訳ございません。
何卒ご了解を頂きたく、伏してお願い申し上げます。