ひだ矯正歯科 医院ブログ

ひだ矯正歯科 医院ブログ

日本矯正歯科学会認定医による、矯正歯科治療専門ブログ。症例の解説や治療についての考え方を公開。

治療中のトラブルについて

矯正治療中、「装置が外れた」、「当たって痛い」、「乳歯が抜けた」など様々なことが起こります。

基本的には何かお困りがあればすぐに連絡して頂きたいのですが、当院が休診日だったり、夜中、外出先等すぐに確認取れない場合は不安ですよね。

そこで、よく起こるトラブルや対処法についてまとめましたのでHPをご参照ください。

 

成人矯正よくあるご質問

小児矯正よくあるご質問

 

また、一緒に矯正用語も添付してありますので併せてご確認ください。

 

第83回日本矯正歯科学会学術大会 in 横浜

先日、横浜で日本矯正歯科学会学術大会が開かれたので、参加して来ました。

去年以上にマウスピース矯正の講演や発表が増えてきました。

社会問題も起こり、まだまだ未知の領域ですから大学単位で研究が進んでくれるのは良いことだと思います。

 

大きな展開としては、矯正専門医制度がスタートしました。

今まで専門医として広告可能なのは口腔外科、歯周病、歯科麻酔、小児歯科、歯科放射線の5つだけでした。

 

矯正医は専門医ではなく、「矯正歯科を専門とする歯科医院」と「専門医」の標榜・明記は出来ませんでした。

今回の学会で、専門医制度のガイドラインが発表され、専門医の取得が可能となりました。

私は、2028年以降に試験が受けられるとのこと。少しずつ準備をして行く必要がありますね

 

また矯正界でもデジタル化・IT化が進んでいます。

完全なアナログ人間の私は、時代の波に取り残されないように気を付けなければなりません。。。

 

色々とお久しぶりなことが。。

ブログも気づけば半年ぶりですね。。。

 

「ブログ見てます!」と患者さんから言われると、触発され、久しぶりに書こうと思います(笑)

 

お久しぶりと言えば

 

先日、大学時代の同級生と新宿で会いました。

実に23年ぶりの再会でした。

新宿は以前働いていた場所ですが、10年ぶりの来訪でした。

2001年に大学卒業して23年経ったのかと時代の流れに驚かされながら、すぐ当時に戻り現状報告や思い出話に花を咲かせ楽しい時間が過ごせました。

 

時同じくして、中学時代の友人からも連絡があり、地元でたまにプチ同窓会を行っていると写真付きで送られてきました。

中学卒業は1992年。32年前です(笑)

今回は写真だけでしたが、懐かしく感じました。

 

こうしてブログを書くのも久しぶりでした。

なかなか手が進みませんが、もし患者さんの中で読んでくださっている方がいらっしゃれば「見てるよ!」と声をかけてください。

やる気が起きます(笑)

 

さて、今日から10月。下半期のスタートです。

2024年度後半戦も健康第一で頑張りましょう♪

 

 

 

 

 

 

12周年!

2012年4月11日に当院を開業して、本日で12年経ちました。

 

辰年の男が辰年に開業し、干支が1周しました。

 

当院でも12年あれば色々時が経つのを実感しましたね。

 

12年前・・・・

小学生だった患者さんは成人しました。

高校生だった患者さんは、結婚出産しママになりました。

患者さんが連れて来ていた赤ちゃんだったお子さんは小学生となり、矯正治療を始めました。

開業当初のスタッフは干支が同じ辰年の一回り下でしたが、今は二回り下の辰年のスタッフがいます(笑)

生後5か月だった長男は中学生になりました。

 

36歳で開業した私は今年で48歳

バカボンのパパ(41歳)をとうに超え、そして波平さん(54歳)に近づいてきました(笑)

 

ただ12年も通過点に過ぎません。

患者さんには1年目も20年目も関係ありませんからね。

此方としては、スタッフ一同、常に変わらず誠意をもって治療に当たらせて頂きます。

 

13年目も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

未就学児(3歳~6歳)の矯正治療について

未就学児(3歳~6歳)の矯正治療の問い合わせがたまにあります。

 

かかりつけ医や他院の矯正相談時に「今すぐにでも始めた方がいい。」、「早く始めた方が早く終わる」、「遅くなると外科手術しないといけない。」

この様に言われると、親御さんは不安になりますし、早く治療してあげないと。と焦ってしまいますよね。

 

矯正治療の捉え方は様々なので、未就学児の治療開始は正しい・間違っているというのは難しいですが。

ただ、やはり未就学児の治療は、「早すぎます。」

 

早ければ良いわけでもないんです。

小児矯正治療開始の一般的な目安は「上下前歯8本と奥歯(第一大臼歯)が生え揃ってから」です。

そこからで十分治療は間に合います。

 

前歯の歯並びやかみ合わせは、永久歯に生え変わった時に治る可能性があるんです。

それなら、「治らない可能性もあるなら、早く始めても良いのでは?」などの意見も聞こえてきそうですが、そもそも乳歯列の時点で診断は出来ません。

「何となく歯並び悪そうだから治しましょう。」では、治療する根拠がないので、医療行為とは呼べなくなります。

 

「かかりつけ医から早く始めた方がいい。」と言われて当院に電話したのに、此方からは「まだ早い。」と言われると困惑する気持ちも十分に分かります。

ただ、乳歯の段階でのお口の中を見ても、「生え変わらないと、分からない。」という回答になってしまいます。

早くても「上下前歯4本と奥歯(第一大臼歯)が生え揃ってからご相談ください。

 

もし他院で未就学から矯正治療を勧められたら、「なぜ今行わないといけないのか?」これを質問してみてください。

明確な理由がなく、ただただ「今始めないと大変なことになる。」など脅される・不安を煽られることを言われた場合は、一度冷静になってください。

 

矯正治療は医療行為です。

医療は、脅されて行う治療ではありません。

 

小児矯正のよくある質問をまとめてあります。

ご一読頂けると幸いです。