2021/02/16
この1年で矯正治療を希望される患者様が大幅に増えました。
矯正治療は一回の診療で終わることはなく、治療を開始すると年単位で通院することになります。
その為、新規の患者様を一人受け入れると年単位で診療枠が一枠埋まります。
但し、一方で治療を終える方もいらっしゃいますので今までは「治療を開始される方」と「治療を終える方」のバランスはほぼ均衡だった為、新規患者様の受け入れもスムーズに行えておりました。
ただ、この1年は急激に矯正治療の需要が増えました。
新型コロナウイルスの影響によるものが大きいと考えられます。
「マスク生活が増えるから、矯正装置を付けても人目につきにくい。」
「毎年、旅行に行っていたけど、コロナで行けずその分の浮いた資金で矯正を開始する。」
矯正治療を始める理由は様々ありますが、この1年で患者様が増えた理由は上記の様にコロナが大きく関係していると思われます。
結果、従来の予定人数を遥かに超え、当院の治療枠がほぼ埋まってしまう状態となってしまいました。
その為、大変申し訳ありませんが、現在新規患者様の受け入れを制限せざるを得ない状況です。
改善策は、「診療日を増やす」、「診療台の増設」、「スタッフの増員」が挙げられます。
「診療日の増やすこと」は現スタッフの労働基準法の観点から難しく。
「診療台の増設」は、2019年に1台増設しましたが、これ以上の増設は今のテナントでは限界です。
「スタッフの増員」も募集は行っていますが、慢性的な歯科衛生士の人員不足問題もあり難しいです。
当院の努力不足と仰られると返す言葉も見つかりませんが、上記3点の改善は現実的に非常に厳しいです。
さらに、今春から代診の先生の産休も重なり、今回この様な対応を取らせて頂く形になりました。
矯正治療を専門とする医院として皆様の負託に応えなければいけないところですが、余りにも多く患者さんの来院に、当院の体制が追い付くことが出来ません。
新規受け入れの一時中止も検討致しましたが、現状まだ若干余力があるのでなるべくご期待に応えられるよう「制限」という形を取らせて頂きました。
通院中の患者様の医療の質を落とさない為、定期的な診療枠を確保する為の苦渋の決断です。
この状況にスタッフ一同、大変心苦しく思っております。
本当に大変申し訳ございません。
何卒ご了解を頂きたく、伏してお願い申し上げます。